伸び悩み3年からのV字回復。問い合わせ数が前年比153%に伸びた法律事務所の支援の裏側
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丸の内ソレイユ法律事務所は、2009年の創業から離婚問題を軸に歩んできた法律事務所です。今回は代表弁護士の中里様、広報をご担当されているA様・B様のお三方にお話を伺いました。事務所の歴史から日々の裏側まで、終始熱のこもった言葉で語ってくださったことが印象的でした。
目次
離婚専門から広告審査、そして相続へ。1本足打法を捨てた理由
ーーー まずは事業内容について教えてください。
中里様:丸の内ソレイユ法律事務所は2009年に創業し、離婚問題を専門にホームページからの集客を軸とした事務所として出発しました。まだインターネットマーケティングが一般的ではなかった時代に、離婚特化のホームページを作った事務所は日本でも数えるほどしかなかったんです。
現在は弁護士23名、スタッフを含めて40数名の体制にまで成長し、今年で17年目を迎えました。離婚事業を長年の主軸としてきましたが、「1本足打法の経営は脆い」という考えから、2016年には健康・美容業界向けの広告審査サービスというB2B事業を新たに立ち上げました。誇大広告のリスクを未然に防ぎながら、商品の魅力を損なわない広告表現を提案するもので、当時この領域を手がける法律事務所はほとんどありませんでした。
さらに近年は相続分野への展開も進めていて、離婚・広告審査・相続という複数の専門領域を持つ事務所になりつつあります。2023年頃からは自社データベースを構築し、生成AIを活用した広告審査支援プロダクト「AI AD CHECK “SOLEIL VIEW”」を事務所内だけではなく、顧問先にも活用いただいております。
ーーー ご担当者様の役割を教えてください。
A様:私たちのミッションは、まず何より問い合わせ数を増やすことです。コムマーケティングさんにお願いする以前は反響数が伸び悩み、横ばいの状態が続いていました。原因のひとつは記事の絶対数が足りていなかったことですが、法律に関わる記事は内容の正確性が求められるため、外部のライターに依頼しづらいという事情もあります。結果として、弁護士自身が多忙の合間を縫って書かざるを得ず、なかなかコンテンツを増やせない状態が続いていました。
なぜ「記事をたくさん書いてください」だけでは、弁護士を巻き込めなかったのか
ーーー コムマーケティングに依頼する前は、どのような課題を感じていましたか。
中里様:実は以前も別のSEOコンサルティング会社に依頼していた時期がありました。ただ、そこでの提案は「記事をたくさん書いてください」といった大枠の方向性にとどまるものだったんです。自分たちで書く時間が確保できないうえ、提案自体もそれ以上の具体性を持たなかったので、成果にはなかなか結びつきませんでした。2、3年ほど停滞感が続いた末に、「うちを何とかしなければ」という思いが強くなっていきました。
2000年代初頭まで、弁護士業界は広告そのものが禁止されている業界でした。年配の弁護士の中には、自社の電話番号を電話帳に載せることすら「してはいけない」と考える人がいたほどで、ホームページで集客するという発想自体が業界的にタブー視されていた時代があったんです。法律が変わってから25年ほど経った今でも、「弁護士はマーケティングをしてはいけない」という意識は業界に根強く残っていると感じています。
ーーー パートナーを選ぶ上で、特に重視されたことはありますか。
中里様:実のところ、特別に重視した条件があったわけではないんです。もともとの出会いは、大学の後輩にあたる代表の早川さんと同窓会で知り合ったことでした。最初に会った年は、正直どんなお仕事をされているのかも分からないまま終わってしまったんですが、翌年の同窓会でまた顔を合わせたときに「そういえば2、3年ずっと停滞してるんだよな」と思い出して、じゃあ一度お願いしてみようかな、くらいの軽い気持ちで声をかけてみたんです。
なのでこれといった比較検討をしたわけではないですが、強いて挙げるならスケジュール感でしょうか。事務所を立ち上げた当初から速いスピード感を大切にしてきたので、依頼した以上は早く動いてほしいという思いが根底にありました。
「弁護士が忙しくて進まない」という壁を、どう越えたのか
ーーー 以前のコンサルティング会社と、コムマーケティングとの違いはどこにありましたか。
中里様:一番の違いは、記事の内容だけでなく、どこをどう書けばよいかという細かい部分まで指示してくれたことです。ホームページ上の導線など、隅々まで指摘が入ることに驚きました。以前の会社は、いわば「点」の提案しかもらえなかったんです。コムマーケティングさんは施策の量そのものが圧倒的で、しかも一つひとつが細かい。その点を積み重ねていくと、気づけば全体を網羅した大きな改善につながっている、という感覚があります。
B様:どこの法律事務所も、弁護士が忙しすぎて施策が思うように進まないという壁があると思います。私たちが実感したのは、「人が動いた」ことが一番大きかったということです。以前の会社では、「忙しいから」と毎月同じ話を繰り返すだけで、進捗を確認する担当もいませんでした。でもコムマーケティングさんとお付き合いを始めるにあたって、最初に「弁護士だからやれない、ということはなしにしてください」とはっきり言われたんです。そこから体制も変わって、各リーダーが自ら動くようになりました。
中里様:彼らが本気で動けばこうなる、というのは分かっていたことでしたが、それが今回の取り組みで実際に形になった、という感じです。
ーーー 具体的には、どのように「弁護士が動く」仕組みを作られたのでしょうか。
中里様:あとは各分野のリーダー弁護士が日程を決めて、離婚サイトの記事なら離婚チーム、企業法務サイトの記事なら企業法務チームというふうに、チームごとに一斉に集まって書いてもらう。そういう仕組みになっています。編集者が作家をホテルの部屋に缶詰にして、外でずっと待っているような感覚に近いかもしれません(笑)。
B様:記事の確認や進捗管理の場面では、弁護士全員を一室に集めて書く時間を設け、私たちがその場で最後まで見届けるという体制を取っていました。誰がどこまで書き終えたかを一覧にした表を作るなど、動くリーダーを用意して、仕組みとして見える化することを意識しています。
A様:最初は渋々という空気もありましたが、一度思い切って集中的にやってみると結果が少しずつ出てくるので、その効果を実感すると、みなさん自然と自分から動くようになっていきました。記事を投稿し続けているうちに問い合わせが増え始めて、「これは効果があるんだ」というのが一人ひとりの中に浸透していった感覚があります。現場が変わっていくのを感じているので、本当に良かったなと思っています。
「閑散期に月数件」だった企業法務の問い合わせが、毎日届くようになるまで

ーーー 支援が始まってから、実際にどのような変化がありましたか。
B様:問い合わせが比較的少ない時期には、月に数件だった企業法務の問い合わせが、毎日のように届くようになり、大げさに言えば、1年分がまとめて1ヵ月ほどで来るような体感です。
実際、離婚を含めた全分野の数値としては、前年同期(2025年1月1日〜7月31日)と比較すると、2026年1月1日〜7月31日の問い合わせ数は153.2%(904件から1,385件)まで伸びています。
中里様:案件数の増加とともに実際の相談対応も忙しくなっていることを、事務所全体で実感しています。社内のイントラネットでは「記事を書きました」という報告が自然と行き交うようになり、弁護士自身の意識も少しずつ変わっていったと感じています。離婚分野に加えて広告審査、さらに相続分野と依頼する領域を増やしているので、担当のお二人にとって作業量はかなり多くなっているはずですが、どの分野も同じスピード感で進めてほしいとお願いしています。
オンラインの定例ミーティングとは別に、早川さんも交えて食事会を開いたことも、印象に残っています。それをきっかけに、事務所の実態をより深く理解してもらえたと感じました。日頃の打ち合わせでは見えにくい事務所全体の方向性まで共有できたことで、より事務所に合った提案を受けられるようになったと思います。
小規模事務所こそ、まず小さく始めてみてほしい理由とは
ーーー 今後、貴事務所として目指していきたい方向性を教えてください。
中里様:私自身、2年後に代表を引退しようと決めています。その時期は新規の企業法務分野と相続分野の売上が育つかどうかにかかっているので、安心して引退を迎えられるよう、これらの分野を今まで以上のスピード感で大きく育ててほしいと思っています。
ーーー どのような事務所にコムマーケティングをおすすめしたいですか。
中里様:弁護士業界では、広告規制が緩和されてから25年近く経った今でも、マーケティングに対する潜在的な抵抗感が根強く残っていると感じています。特に小規模な事務所や、ひとりで事務所を運営している弁護士ほど、安定した経営に悩んでいると思います。その意識を大きく変えるのは簡単ではないかもしれませんが、まずはこっそりとでも少しずつ取り組んでみることをおすすめしたいですね。
正確な情報を発信することは、依頼者だけでなく社会への貢献にもつながる仕事だと思っています。効果的な記事を書くことは弁護士としての本分であり、その発信を後押ししてくれる存在としてコムマーケティングさんを頼ってもらえたら良いのではないでしょうか!
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