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2024年5月から日本国内でもLinkedInの登録情報を活用したターゲティングでMicrosoft広告の配信が可能になりました。Microsoftは大手企業や公共事業者の検索率（使用率）が高い傾向にあることからBtoBマーケティングでMicrosoft広告を配信している方もいるでしょう。

今回はそんなMicrosoft広告を配信している運用者に向けて、Microsoft広告のLinkedInターゲティングの方法と設定のメリットについて紹介します。

LinkedInターゲティングとは？

LinkedInターゲティング広告（LinkedInプロフィールターゲティング）とは、検索キャンペーン、動的検索広告キャンペーン、 Microsoft ショッピング キャンペーン、および対象ユーザー キャンペーンで使用できるターゲット設定の一種です。

ターゲティングできる項目は以下の内容で、LinkedInに登録されている情報を元にターゲティングが可能なので、特定の会社や業種・業界など狙ったユーザーに絞ってアプローチが可能になります。

• 会社名　例えば Microsoft、アリババ、KLM オランダ航空など。
• 業界　ファイナンス、ブロードキャスト メディア、法執行機関など。
• 業種　営業、アカウンティング、購買など。

Microsoft Advertising公式ヘルプページ：Linkedinプロフィール ターゲティング

LinkedInターゲティングを行うメリット

LinkedInターゲティングを行うメリットは大きく2つあります。

• 配信先ユーザーの精度向上によるCVR良化
• 広告予算の有効活用

LinkedInターゲティングを行うと、ターゲティングの精度が向上します。本来、オーディエンス設定で配信ユーザーのターゲティングを行っても、少なからずノイズ（不要なユーザー）への配信は発生してしまいます。

しかし、今回のLinkedInターゲティングのターゲティング要素を追加することで、ノイズの数を極力減らせるようになります。ノイズの配信が減らせると、CVの可能性の高いユーザーに絞って配信が可能になるので、比例してCVRが良化しやすくなります。

さらに、ターゲティングによって配信先を絞るとオーディエンスサイズも小さくなります。配信先が小さくなると使用する広告費（コスト）も減少する傾向にあります。したがって必要最低限の広告費でCVの獲得見込みの高いユーザーへ配信が可能になるため、広告予算を有効活用できます。

ターゲティングの設定方法

以降ではLinkedInターゲティング設定方法について紹介していきます。

始めにキャンペーン作成画面から希望の広告キャンペーンを作成します。LinkedInターゲティングの設定ができるのは、検索キャンペーン、動的検索広告キャンペーン、 Microsoft ショッピング キャンペーン、および対象ユーザー キャンペーンです。（下図赤枠）

今回は「検索キャンペーン」を例に行いますので、検索を選択します。

キャンペーンの選択ご、キャンペーンの設定詳細を順次埋めていき、設定を進めていきます。

キャンペーンの設定が完了したら、続けて広告グループの設定を行います。

広告グループの設定が完了したら、広告を作成して広告の詳細設定に移ります。

設定順序の「予算と入札単価」まで進んだら、「ターゲットカテゴリの編集」を選択します。（下図赤枠）

クリック後に表示されるカテゴリの種類に「会社名」「業界」「職種」があります。このターゲティングの部類がLinkedInターゲティングになります。

それぞれのカテゴリをクリックするとターゲティングを行う会社名や業種・業界の設定が可能です。希望しているターゲティングを設定すれば、LinkedInターゲティングの完了です。

ターゲティングを行う際の注意点

LinkedInターゲティングは広告のターゲティング精度を上げてくれる良いシステムですが、必要以上にターゲティングを絞り過ぎないように注意が必要です。

ターゲティングを絞り込むと、比例して配信先のオーディエンスのサイズも小さくなります。配信先が小さ過ぎることが要因で広告が配信されなかったり、データの数が集まりづらい事から広告の機械学習が最適化されなかったり、絞り過ぎた結果CV獲得の機会を損失する可能性もあります。

過度にオーディエンスサイズが小さくならない様、配信前にオーディエンスのサイズを確認して配信を行うことをおススメします。

まとめ

今回は、LinkedInターゲティングの設定方法とターゲティングのメリットについて紹介しました。今回のターゲティング方法を正しく活用できると、広告の効果を最大化できるようになりますので、是非ご活用ください。